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ウイークリータキソール 4回目 翌日&2日後

翌日は、いつも通り不快な副作用はなし。
水分をたくさん取った。
眠気があるのでオバマの就任式はパスしてベッドに入る。

2日後
実家に来ているのでとにかく眠り続けて
目が覚めたら14時で思わず笑ってしまった。
学生時代みたいだ~

そろそろ関節の痛みがやってくる頃だけれど
かすかに足首と腰が痛いような気がするだけ。

味覚に関しては、
感じなくなることがあると言われたけれど
私の場合は酸味に敏感になっているみたい。
ここのところ酸味のある飲み物を飲むと、
いつまでも口の中に残っていて余計に喉が乾く。
ACの時はレモン味が嬉しくてたくさん口にしていたのだけど。
だから最近はミネラルウォーターを口にすることが増えた。

寒い冬の真ん中だけれど
体を少しでも暖かくして
たくさん笑って
抗がん剤に耐えられる私でいたい。

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# by reeelax | 2009-01-21 16:31 | 術前化療 タキソール

熟睡のための小さな旅2-ショッピング中に思ったこと

ホテルをチェックアウトしたあと、ぶらぶらとショッピングに出かけた。

冬物セールと春物入荷で、どのお店もたくさんの色にあふれていた。
週末でも午前中だからか、空いているので嬉しい。

特に目的のものがないショッピングは気楽。
目に留まったものをゆっくり見て歩くだけ。



冬物は素材が好きでついさわってしまう。
凝った織りのコートや
美しい色の裏地を使ったジャケット
黒とベージュのコンビの靴は艶のあるエナメルで、つま先の形がきれい。

ディスプレーは春物がずらりと。
ピンクが入ったようなグレーのチュニックや
スモーキーな水色のシルクのワンピース。
白いジャケットを合わせたくなる。



細長い襟のふちにサテンのリボンが縫い付けてあるジャケットをいじっていたとき
不思議な気持ちになった
「ああー私の好きなものは変わらないんだなあー。私は私なんだなあー!」と。



今日見てきたのは、職場によく着て行ったようなワードローブで
今の生活にはとりたてて(というかまったく!)必要がないものだけれど
そんなことは関係なしに、美しいものを見て夢中だったし
上質な生地に触れることが楽しかった。

今までの暮らしが一変してしまった悲しみ、みたいなのは感じなくて
うまく言えないけれど、
これまで自分の中に育ってきた
「好み」がそのまま生きていることが嬉しかった。
ちょっと拍子抜けしたようなお気楽な気持ち・・・



去年の秋から治療を始めて、
髪の毛やまつ毛が抜けてきたり
胸にメスが入ることや
脇のリンパも取るので、
リンパ浮腫とおつきあいするだろうことなど
外見のことをたくさん考えた。
現実をなるべく受け止めるために、後ろを振り向かずに、
自分をリセットするような感覚でこの3ヶ月あまり過ごしてきたように思う。
けれど、そろそろ、いい距離感で受け止められるようになって来たのかな。



彼が見て回っている間
すみれ色の大きなソファーに座って待っていた。
AC療法の時より、体力が回復したのを2人で驚いた。

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# by reeelax | 2009-01-20 14:42 | 日々のこと

ウイークリータキソール 4回目


朝から病院へ。副作用は眠気以外まだ出てこない。

AC療法の後半から予期嘔吐が出てきてしまって
実際にもどすわけではないのだけれど
病院へ着たら嘔吐感を感じてしまう。
ちょっとへなへなしていたので、ベッドに横になって採血。
週末の旅のホテルのベッドと比べる余裕もなく
採血終了。よかった。

点滴を受ける時、前日から落ち着かない時はワイパックスを夜、朝と飲んでいたけれど
今回は家では何も感じなかったので飲むのを忘れていた。

昼ごろに点滴終了。
相変わらず眠気でクラクラする程なので
帰宅して爆睡。

白血球のためにも、夜更かしに気をつけようと思った。
今年は、細胞の再生を促してくれる成長ホルモンのよく出る夜1時には
眠っていようと思っていたのだった・・・

がん抑制遺伝子p53の記事が日経に載っていた。
がん細胞のアポトーシスを促してくれる遺伝子らしいのだけれど
とても興味がある・・・


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# by reeelax | 2009-01-20 00:25 | 術前化療 タキソール

熟睡のための小さな旅

海のそばの街へ出かけてきた。
2007年からの計画を実行する週末。
質の良い、大きなベッドを置いているというホテルに一泊するために。

ホテルという空間はやっぱり好きだなあと思う。

足を踏み入れてすぐのラウンジはいつだって窓が大きくとられている。
エレベーターホールに素敵なソファが置いてあると嬉しい。
スペースが広めにとってあるテーブルで、お茶をゆっくりと飲むのも好きだ。


大人が2人思い切り手足を伸ばせるそのベッドは
真っ白なリネンでしつらえてあった。
その上のたくさんの枕は大きさや柔らかさがそれぞれ違う。
そしてマットレスの分厚さ。

適度に硬いのに、どこも痛くない。
詳しくはわからないけれど
圧力が上手に分散されているような感じだ。

眠りの快適さは起きたときに分かった。
身体はそんなに疲れていないはずなのに
寝る前より軽くなっている。
腰が楽。
まだ覚め切っていなくても分かった。

彼がカーテンをあけた。
明るい中で目を閉じて
リネンのさらりとした感触を静かに楽しむ。


出発する前は
少し前の自分から、プレゼントをもらったような気持ちになったけれど

帰り道には反対に
この旅をしようと考え付いた
2007年の私を連れて来て休ませてあげたいなと思った。
# by reeelax | 2009-01-19 00:11 | 日々のこと

シングルの闘病-傷病手当金について

(記載の内容は、私りらの個人的経験に基づくものです。制度の細部については実際と異なる場合があるかもしれませんので、その旨ご留意いただけると嬉しいです)

私は、正社員として勤務し健康保険に入っていました。
乳がんで休職を希望していることを会社に伝えると、
総務から私の場合は「傷病手当金」の対象になると教えてもらいました。

全額ではありませんが、
毎月、今までの給与から一定の割合を払ってもらえるのです。

初めて聞いたその制度「傷病手当金」にあてはまるその条件は
もしかすると健康保険ごとに違うのかもしれませんので
私の場合は、と前置きした上で・・・

1)病気の療養をすること
2)そのために今の仕事ができないこと
3)病気のために4日間以上休んでいること
4)休職期間中は会社からは給与を支払いがない

と説明されました。

やはり所定の書類に会社と医師、自分が記入する欄があり
会社経由で健康保険組合に提出されます。
私の場合は振込みまで1ヶ月半ほどかかりましたが
3者の受け渡しがスムーズにできればもっと早いのではないかと思います。

書類は病院の窓口に提出して、戻って来るのに2週間かかりました。
出来上がったら電話が来るので取りに行きます。

さて、振り込んでもらったのは嬉しいけれども
一体いつまでいただけるのか。
はっきりした説明を私は会社から受けていません。
休職期間のリミットに達したら退職することになるので
健康保険も退会になり、手当ては打ち切られるのかなあと思っていました。

ネットで調べてみると、
会社に1年以上在籍していれば
退職しても継続でき、トータル1年6ヶ月分は受給する資格があるようです。

Yahoo 知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1218119602

ザ☆総務.com
http://www.the-soumu.com/syoute.htm

父の闘病時は経済面のことはタッチしていませんでしたので
自分が必要になるまでは
こういった制度のことなど何も知りませんでした。
乳がんになってはじめて、良くできている制度なんだなあとありがたく思いました。
これで、少なくとも住民税や年金などの払い込みができるなとほっとしました。

お金のことをこまごまと語ることは
あまり品の良いことではないかもしれません。

ただ、少なくとも私と同じように、
乳がんを知らされても、
ひきつづき経済的な責任も負っていかなければならない方もいるのではと思い
少しでもご参考になればと思い書いています。

乳がんの治療にあたっては
同じように心細い思いで、ネットでたくさん検索をしていますので…

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# by reeelax | 2009-01-17 10:10 | 休職中の医療費生活費

34歳 シングル 始まりは乳がんstageⅢC。術前化学療法・部分切除・放射線治療・術後ハーセプチンまで終了。現在ホルモン療法中。自分の心と体を大事な友人のように扱いながら治療の日々を過ごしてきました。


by reeelax