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がんばらない練習

今、がんばらない練習というのをしている。

アルバイトの話です。

必要以上に仕事を抱え込まないこと、
無理だと思ったことは、正直にお断りすること

最大の優先事項として臨んでみることに。



正社員時代は
職場での時間も人生の一部と捉えていたのもあって
チャンスをつかむ気持ちで色々なことに手を伸ばしてきたけれど

今回は、立場も、責任も異なるので・・・
あえて、社会に出ても、新しい自分の優先順位を忘れてしまわないように
でも、チームワークも大切に、誠実に
というバランスを学んで行く場として使ってみようと思った。


実際、始めてみると、
以前の自分が顔を出して
必要のない残業をしてしまいそうになったり
休み時間も取らずに働き続けようとしてしまったり。
若くて、経験もなく、体力はあった頃の働き方が染み付いているんだな~。



今は、
「休んでくださいね」「今日は早めに上がってください」
という好意をありがたく受け取ることに集中することにしている。
心はまだ少しぎこちないけれど、
休憩をしながら飲むお茶や、
少し早い帰り道は本当に嬉しい。この気持ちを大切にしなくては。


同期の友達や後輩が、
今どんな権限を持って大きな仕事をまわしているのか。
考えるとやっぱり心がざわつく。
でも、何と言うか、私がたとえ健康でいたとしても
何もかもが上手く行っていたかは分からないし(むしろ怪しい)
誰がどんな苦しみを背負っているのかは外からは意外とわからないもの。

私は、今の自分を大切に。
大きなショックと、長い治療をひとつずつ越えて越えて
今日の自分がいることに感謝して。
今からまた、始めればいいのだから。まだ30代だし。
学校だって、そうこうしているうちに1期目は修了して、2期目が始まる。
新しい知識と経験が、私の中に流れ込んで来てる。

古い枝ばかり大事にしていないで
新しい枝を伸ばそう。
でもこんどは、ゆっくりゆっくり。


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by reeelax | 2010-03-30 11:03 | 新しい目標のこと

ハーセプチン 17&18 体調メモと情報の海

今日はハーセプチン。

前回同様特に変わったことはない。
薬の落ちるペースが速ければ、血管が少し痛くなるので
速度を緩めてもらったり
あたたかい布を当てたり
あっという間に終わってしまう。

動悸も、たまに不整脈のようなものがある程度。

ホットフラッシュはまだ1日2~3回続く。
なれたとはいえ、不快。
外に行くときはタートルネックは危険な感じ。


相変わらず、学校へ行き、課題をこなし
患者会や、病院友さんとのお出かけに加え
今までの友人とのお食事、趣味の習い事なども復活
ついでにアルバイト的なものも始めてしまう。

それぞれ新鮮な感動を運んでくれるし、
こなせるようになった自分がいることが何しろありがたい気持ちでいっぱい。

だけれど段々加速が付きすぎて、
スケジュール調整が大変になっているような気もする。
ネットで検索すれば、自分の興味のあることが沢山見つかるし
そのジャンルで一生懸命やっている人の熱意にも触れられる。
だからのんびりしている自分がこのままでいるのはダメだ!って脅されているような気持ちになったり。

基本的にはフルタイムの仕事に戻って、それなりのお給料をもらいながら
平穏に暮らしていければと思っていて
そのリハビリのために予定を入れて、自分への負荷も上げている訳なのだけど
体力も、まだまだだし、
精神力も、まだまだだなあって思う。
ちょっとの交渉ごとにも動揺が激しかったりして。
治療中は思いっきり自分の心のままに過ごしてきてしまったので
自分の思い通りにならならい交渉ごとの後は、消耗が激しい。

いろんなことが急に元通りになるわけはないとわかっていても
少しの焦りが小さな悲しみを呼んでしまう。

私は自分に言い聞かせよう。
元通りになることは、ありえない。
これからは今の自分にもっとフィットする生き方を作るんだ。

ゆっくり形作っていけば、きっとたどりつくでしょう。
何が一番大事なのか。
情報の海におぼれないように、自分という船をちゃんと大事にしよう。



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by reeelax | 2010-03-17 14:36 | 術後ハーセプチン

憧れの朝食を手に入れる

関心のあることというのは引き寄せ合うのか、
ちょっと嬉しいことがあった。

ひとつ前の記事の「一ヶ月のパリジェンヌ」という本を見つけてから
人生何度目かのパリブームが私の中にやって来た。
パリと付く本を本棚から引っ張り出してみたり
図書館から借りてきたり。



私のパリへの憧れの中に、
非常にステレオタイプなのだけれども
「朝、近所のパンやさんに歩いて行って焼きたてバゲットを買いに行く」
というのがある。
すらりとしたバゲットを紙袋に入れてもらい
新聞と一緒に買って部屋に戻る、みたいな感じで。

パンは焼きたてが一番おいしいものだから、自分の部屋のごく近所に
そういうお店があったらいいな~と思ったりもしたけれど
ここは日本、しかも都会ではない住宅地のど真ん中
コンビニやらスーパーは、近所に沢山あっても
おいしいパン屋さんはない。
出来合いのパンではなく、ホームベーカリーの焼きたてパンでもなく、
パン屋さんに歩いて行くこと。
私の生活の中では
週末の昼に、彼に車でお気に入りのパンやさんに連れて行ってもらうことが
最もそのイメージに近い行為だ。
自分としては乳製品も控えている訳なので
まあそれでそこそこ満足していたのだけれど。



ところが先日病院へ行って
病友さんとお話しながら診察を待っていると
その方が大きな荷物を持っている。
遠くから通って来ている彼女は
病院へ来る途中に大好きなパン屋さんがあり、
診察の度に大量買いしていると言って、何と少し分けてくれた。
香ばしいバゲット。かみ締めるとバターと粉のいい香り。

よく聞いてみると、そのお店は私の使う駅に近いと言う。
もっとよく聞いてみると、その駅から、私の部屋の方に進んだ場所にある。

説明がかなり長くなったが、歩いて5分の所に、(おいしい)パンやさんがあったのだ。

とても小さくて、3人もお客さんが入れば一杯の小さな店。
パンが売れてしまえば夕方には閉店してしまう。
でも、何かちょっと頑張った時、ゆっくり起きた朝に
すっぴんのままキャップを被ってまだ温かいパンを手に入れることができる。
こんな絵に描いたような偶然は、私の住んでいる場所ではまず無理だと思っていた。
これから私のご褒美に、レパートリーがひとつ増えた。

今日も、焼きたての小さなバゲットを買ってきて
たっぷりのほうじ茶&豆乳と一緒に朝食を楽しんだ。



病友さんに話を聞かなければ、このまま出会うことはなかったかもしれない。
灯台下暗し。
小さなハッピーの種は、自分の近くにも本当に落ちているのだなと改めて感じた。
日常を大事にすることは
体が回復しても忘れないようにしよう。
そうやってバランスを、とって行こうと思う。



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by reeelax | 2010-03-11 16:24 | 日々のこと

1ヶ月のパリジェンヌ

少しずつ暖かくなってくると、旅に行きたくなってくる。



そんな気持ちにぴったりの本を見つけた。

1カ月のパリジェンヌ

平澤 まりこ / 主婦と生活社



ある女性が、1ヶ月パリに滞在した時の日記。
カフェでどうにかランチをしたり
家飲みでガールズトークをしたり、
職人さんに弟子入りしてみたり。

作者の平澤まりこさんはイラストレーター。
本はカラーで、イラストや写真がコラージュブックのようにレイアウトされている。
パラパラとめくるだけでも、華やいだ気分になれた。

しばらく本は図書館で借りるだけだったのだけれど
この本は衝動買いしてしまった。



ベッドサイドに置いて、寝る前や朝にちょっとずつ読んでいると
心が軽くなる。
私の大好きなピカソ美術館も出てきたし
カフェの大盛りのサラダの話も、思い当たる。
マレにあるあのカフェでキヌア入りのサラダをまた食べたいな。
パティスリーで
砂糖漬けのオレンジにチョコをかけたものとか、ハート型のパイなんかをひとつずつ買って
食べながら川沿いを歩いたっけ。

今まで旅といえば「次はいつどこに行こう?」ばかりで
行った旅の記憶を掘り起こすということはあまりなかったけれど
たまには、アルバムのファイルを開けてみようかな。
忘れていた、小さい思い出がたくさん見つけられるかも。



・・・それにしても、
もし1ヶ月どこかにステイするとしたらどこがいいかなあ・・・


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by reeelax | 2010-03-06 01:13 | Book - 日々

34歳 シングル 始まりは乳がんstageⅢC。術前化学療法・部分切除・放射線治療・術後ハーセプチンまで終了。現在ホルモン療法中。自分の心と体を大事な友人のように扱いながら治療の日々を過ごしてきました。


by reeelax
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