カテゴリ:病気のこと( 37 )

ついに術後5年 元気です

ご無沙汰しております。

今年も術後検査を行いました。
と言っても超音波と血液検査のみですが、問題なしということでした。

お腹への注射は特に大きな所定の回数を無事に終え、
現在はタスオミンのみを服用しているだけの毎日なので
達成感のようなものはあまりなく
何か脱力感にも似た軽い安堵を覚えました。

タスオミンは結局術後7年飲んだ方が良いというデータがあるということで
先生と相談して、やはりあと2年飲むことに決めました。
また、生理も結局戻っていません。
病気のことを考えたらどちらも悪い事ではないでしょう。
ただ、このことが、やはり自分の気持ちに影響をしているのだと思います。

人間の気持ちと言うのは、すぐ贅沢に慣れてしまうものなんだなあと
苦笑してしまいます。
体力も、見た目も、治療前とほぼ変わらないくらいに回復して
自分のしたいことが何でもできる状態に戻ってしまうと
マイナスの部分をクローズアップして、残念に思ってしまう。

今、自分がここにいること自体が、本当にありがたいことのはずだったのに。
心のバランスがこの1年で変わって来ていることにあらためて気づきます。

でも、もしかしたらそれが生きて時間を重ねるということなのかもしれませんね。

具体的な体の状態としては、
まず胸の傷とわきの下のリンパを取った傷ですが、これははじめからほぼ目立たず
温泉にもプールにも行っています。
放射線をあてた皮膚ですが、外見上は何も変わったところがありません。
温存手術をした乳房ですが、よくよく見れば自分では、術側の右が多少小さいかなと思いますが
元々左側は心臓のせいで大きいと聞いたことがありますし
ブラのカップも同じです。
右腕のむくみについては、とくに大きな違和感などはなかったので、
術後4年を過ぎたころから右手でも荷物を持ったりするようになっていました。
しかし今年の5月から6月にかけて、スマホやPCのやりすぎなのかむくみとだるさと痛みを感じたため
慌ててリンパドレナージュを復活させ、右手では重い物は持たない方向で生活しています。

体調はそんなところです。

目標としていた術後5年が過ぎたこと、あまり実感がありません。
これからも自分らしくいられたらという気持ちでいっぱいです。
幸せって、なんでしょうね。
この病気との出会いで、自分が幸せの基準として置いていたものが崩れてしまって、
新しく立て直すのは簡単ではないなとも思いますが、
いつか自信を持って、自分の人生幸せだった!と言い切れるように
時間を使って行きたいですね。

最近私が感じていることなど、もう少し書けたらと思いますが
一旦ここまでで記録として残しておきたいと思います。
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by reeelax | 2014-07-10 11:40 | 病気のこと | Comments(2)

術後もうすぐ4年、元気です

ご無沙汰しています。

もうすぐ術後4年経ちますが
私は、かわりありません。

その一言が入力できること、本当に嬉しいです。

タスオミンを毎日飲んで、
3か月に一度、お腹に注射。
この治療のため、生理は止まっています。

でも血液やエコーやレントゲンや、色々な数値には問題なし。

髪の毛も、随分伸びて。
カラーリングをして、ゆるく巻いて。

増えてしまった体重もウォーキングで落として、
昔の服もまた着られるようになりました。

術後3年の記事に書いたように
「生き直している」という感覚を強く持った1年間でした。
旅行、音楽、仕事、新しい友達。
映画にネイルに美術館、おいしいランチの食べ歩き。
トレンドの色を取り入れたワンピースに、ちょっとしたヒールを履いてももう脚はしびれない。
もう2度とないと思っていた、徹夜での夜遊びはなんだか感慨深くすらあって。
色々なことに心を開き、楽しいという気持ちをたくさん味わいました。
そうだった、私、こんなことが大好きだったんだ、と思う事の全て。

仕事は、思うところあり、やはりまだフルタイムには戻っていません。
体力は回復したけれど、この先いつまた治療生活が始まるのかわからない
その気持ちがどうしても消せないので、楽しむことを優先したくなりました。
今だからはっきり認められるのかもしれませんが
ステージ3に対抗するためのハードな抗がん剤治療は、私の心に傷を残しています。
具合の悪さ、容貌の変化、髪の毛の喪失。
私は情報も集めて、ひたすら前を向いて、勇敢だったと思います。でも、やっぱり大きな体験です。
病院での患者としての立場にいきなり放り込まれた形の体験も、衝撃的で、傷になっていると思います。

できればもう2度と。
でももし2度目があるならば、今思いっきり楽しんでおきたい。悔いを残したくない。
そんな気持ちがこの1年間の私の行動の裏に隠れていた気がします。

正直、時間がかかっていると思います。
でも、仕方がない。それが私だもの。

仕事に関しては、正直心が揺れることはもちろんあります。
今すぐフルタイムに戻った方がいいのかなと常に思っています。
40代になったらなかなか仕事は見つからないのではと不安にも思います。
元同期や同級生が責任ある仕事をこなしているのを風の噂で耳にすると、
いつまでも心の傷とか言ってのんびりしている自分が不甲斐なく感じることもあります。

でも。
なんだかあきらめたくないな、と思ったんです。
元の場所に戻っても、なんだか無理を重ねるばかりの自分が浮かぶなと思いました。
仕事の内容としては、今の方が楽しんでいる。自分に合っている気がするんです。
収入も立場も、くらべものにならないけれど。
だからここで、少し専門を深めよう、と考えるようになりました。

今月から、アルバイトと、学生をかけもちすることにしました。

また、新しいスタートです。

誰かに劣等感を感じることなく、自分らしい幸せを手に入れたい。
私は私で、幸せ、そう思えるような毎日を、今年も進んで行きたいと思っています。
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by reeelax | 2013-04-09 12:36 | 病気のこと | Comments(13)

かわらずに

随分ご無沙汰していましたが
私の体調に特に変化はありません。

ステージIIIからのスタートだったけれど
術後3年の検査はパス。
毎日のタスオミンは1錠ずつ。
そして3か月に1度のリュープリン。
傷口の痛みなども軽減して、ソフトブラと並行しながら、
ワイヤー入りのブラジャーも使い出した。

ここ半年くらいで、体力がぐんと戻って来たことを感じている。
抗がん剤が体から全部抜けたのかなあ、とか細胞が生まれ変わったのかな?など感じるくらい。
長時間立って移動もある程度大丈夫になり、
大きな音も聴けるようになりました。
先日はオールスタンディングのライブまで見に行った程。

抗がん剤の副作用だと思うのですが、治療中の私は大きな音を聴くと鼓膜がつらく、
低いボリュームでクラシックかボッサを聴いていて。
でももともとはダンスミュージックなども、元気が出るので好きだったのです。
先日ふとした時にクラブイベントのようなものに参加したら
思いのほか心地よく、鼓膜も大丈夫。そのことではっとして、
以前に好きだった音楽を聴き直すようになりました。

そういうことひとつでも、今は、生き直しているような感覚があります。

洋服も、手術直後は手がうまく使えなかったり、
ホルモン療法のせいなのか、家でじっとしていたからか
随分体重が増えてしまい、昔の服は着られなくなっていた。

それを今、少しずつもとに戻そうと努力しています。
朝、少しのヨガとウォーキング。湯船でしっかり汗をかいて。

そうやって生き直そうとしている自分がいる。

まだまだ、疲れやすいし、できないこともたくさんあるけれど、
新しい世界に飛び込んで行くことで
病気以後にできた新しい友人などと
気楽な時間を楽しんでいます。

再発への警戒は、まだ解いていません。
その分、刹那的かもしれないけれど、
目の前の楽しいことを精いっぱい楽しんでみて、
人生を味わいたいと思っているのです。
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by reeelax | 2012-07-07 23:29 | 病気のこと | Comments(1)

30代でがんを経験された女優さん

30代の女優さんが、がんであることを告白し、支えてくれた方とご結婚されるというニュースを見た。
素直に、応援したいなあという感想を持った。



初発が2005年ということなので、公表されている年齢から逆算すると、30代になりたてのころ。

芸能界の方ではあるけれども、
病気が見つかった時の年齢だけでなく、
未婚で、
病気のことを誰にも言うつもりはなかった、という気持ちを知ったり、
抗がん剤を経験していることなど
共通している部分が多い。
彼女のブログを見ると、保険に入っていなかったので金銭的に不安を持ちながらの治療だったことと、
抗がん剤中に仕事をブッキングしてくれた番組への感謝などが綴られていた。
あまりドラマタイズしていない、飾らない文体で、気持ちを正直に表しているように思った。
金銭的に不安だったことなども、似ている。

こういう属性が揃うのって、がんの患者、とくに女性のがんでは結構少数派だから
患者会でも中々巡り会わない。だからちょっと震えるような気持ち。



ニュースを見て、おめでとうという気持ちと
もうひとつ思ったことがある。
うまくいえないのだけれど、言葉に置き換えてみると、やっぱり、となるのかもしれない。

自分がウイッグを経験していると、
どんなに素敵なウイッグをつけている人でも、何となくわかるようになってしまったのと似ている。

ドラマやワイドショーで見かける彼女が以前より少しふっくらして、
そしてエネルギーが少し足りない印象を持っていた。
芸能人の方と自分を重ねるのはおこがましいんだけれど
抗がん剤後の自分の状態に似ている気がして
もしかしたら何かの治療でお薬を飲んでいるのかな?と思っていた。
もともと華やかで明るいイメージの方だったからギャップが目立ってしまったのかもしれない。
TVの出演者はとにかくハイテンションだから、並んでいることでその違いが気になったのかもしれない。
自分ががんの治療を経験したから、かすかに感じ取れる小さな小さな変化。

見られる仕事というのは本当に特殊だと思う。
ご本人も言っていた。告白することで自分が楽になりたかったという内容のことを。
でもその告白を聞いて、私はとても心強く思った。
ここにも、こんなにもがんばっている同年代の人がいるのだと。
私が誰にも会いたくないと思っていた頃
毎日、人の前に出て、表現の仕事をしているのだと。
だから言ってくれてありがとうと思った。

病気になり、きっとたくさんのことを悩んで、悲しんで
手術を受けて、治療とは言え眉や睫も抜けて、きっと体もだるかったでしょうに、
みなの前で笑ってお芝居をして、
心の中はどんなにか大変だったろうと思う。
病院でも特別待遇はされたかもしれないけれども、
気軽に患者会に行くわけにもいかないだろうし。
どうやって心のバランスをとっていたのかなあ。
やっぱり芸能界で鍛えた方だから、精神力は人並みはずれているのだろうけれど・・・
でもその強さ、見習わないとね。

これからは彼女の姿を見る時
私も、私のやり方で人生を大事に過ごそうって思える気がする。


30代での病の経験が、色んなことを気づかせ
たくさんの感謝の気持ちを与えてくれた。
悲しいことばかりではないって、私は信じたいと思っている。
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by reeelax | 2010-11-18 15:13 | 病気のこと | Comments(2)

隣の女性

夕食に入った店で隣り合った女性。
私より少し年上かな。

テーブルの間隔が近く、どうしても会話が耳に入ってくる。

どうやら、同じ病気。

同じホルモン療法中。

ホットフラッシュに悩まされているといいながら

友人らしき女性と食事をしていた。



みんな、同じ思いを越えて、ひっそりと強く立っている


そう思って店を出た。


最近書く内容の繰り返しのようになってしまうけれど
治療を終えて一般の世界へ戻り出すと
自分がいわゆる病み上がりだということを
却って感じるようなこともある。

体力は落ち、動悸があり
記憶力が低下している気がする。
やはり術側の腕は少しだるく、
重い荷物を持つことを、極力避けたくなる。
少し長さの足りない髪。伸びきっていない細い睫は、マスカラが乗り切らない。
ホットフラッシュと、その逆の寒気の対策のために
極力体温調節の効く服装が必要。
ハイヒールや革靴はもうはかない。

以前だって、自分の容姿や仕事のパフォーマンスが完璧だったわけではないのだ。
だから、
今の状態は、そのような自分に変わったということで、普段は納得しているのだけど
やはり、寂しさを感じることもある。
皆と違うかもしれない、と思うことは誰だってちょっとぎこちないものだから。

そして、先週だったか
一緒に仕事をしていた仲間の華々しい現在の姿を
偶然知ることとなってしまって
実はそのことで久々に大きなため息をついた・・・という出来事があった。

病気のせいだけではない。それは分かっている。
でも病気で休んだことは、キャリアの上ではブランクになってしまったことは確か。
まあそれも含めての人生で、
かなり進行した状態でヘビーな治療を乗り越えて、
また仕事に戻れるだけでも私はかなりラッキーであると言える。
そして、少し新しい分野で目標を見つけて、ゆっくりとチャレンジをはじめているのだけど
感じ始めていた手ごたえや充実感が
とてつもなく陳腐に見えるような
そのくらいの眩しさをもって、元同僚の姿が飛び込んできたのだ。


そんな風に思っていたところに、
偶然隣り合わせたおなじ病の仲間。

大丈夫、またやって行ける。
そして私は、今の私でOK。
成功をしている同僚に拍手をして、眩しさに目を細めて
そして私は私の道を行こう。
仲間だって実はたくさんいる。

まだ、30代だもん。ゆっくり進んでも、遠くへ行けるはず。


これが私の人生。
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by reeelax | 2010-10-12 09:42 | 病気のこと | Comments(6)

季節の変わり目

猛暑もやっと終わり、
ぐっと冷え込んだ日が続いた。

体調で気になるところがあるのでメモ

気温の変化に体調がついて行かない。
ちょっとした旅行をしたのだが、そのつかれもあってか
冷え込んだ日にホットフラッシュと動悸。

ホットフラッシュ仲間とよく話すのだが、暑い方だけではなく、
一気に寒気が襲ってくることもある。

先日は11月上旬なみの気温というのに
ホットフラッシュで全身汗だくを何度か繰り返した後、
風に吹かれると急に鳥肌がたつほどの寒気。
動悸もくるしく、外出先でカフェに逃げ込み、しばし休んだ。


気温に変化があると、やはり体調に影響があり、
ばてやすくなる。
今後も季節の変わり目は注意しようと思う。
いつもに輪をかけてゆっくりペースで。
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by reeelax | 2010-09-26 22:32 | 病気のこと | Comments(4)

再会した友人と

数年ぶりに、友人と再会した。

年も10以上離れているため、友人というより姉に近い感じの方で
いつもエネルギッシュなその彼女には本当にお世話になっていた。

相変わらず、人生を楽しむその姿は、成人したお子さんが2人もいるとは思えないほど
女性としても素敵。
私は彼女に病気のことは伝えていなかったけれど
久し振りの再会に
おいしい夕食を食べながら、おしゃべりはつきなかった。

夜10時を過ぎた頃だろうか。
どんな話の流れだったか、ふとしたことで、実は彼女も同じ病気であったことがわかった。
今から20年ほどまえ、30歳になりたてのころだとか。

ノースリーブを堂々と着こなしている彼女。
本当にまさかと思った。
リンパを取った、わきの下のくぼみを見せてもらった。
私と同じでいわゆる若年性乳がんのサバイバーであったとは。
でも・・・だからこそ彼女はあんなに輝いているのかも、と思った。

驚いた私も、「実は」と切り出した。

テーブルの上で、お互いの両手を握り合った。

20年前は、30代の乳がん患者は今よりもっと少なかったはずで、
いたとしてもお互いが巡り会うことは今よりも難しかったはす。
新幹線に乗って、患者会に出かけたこともあったと言う。

当時の衝撃。
落胆。
怒り。
悲しみ。
パートナーへの色んな気持ち。
そして周りへの感謝。
負けるものかという気持ち。
この際、人生を徹底して楽しもうという姿勢。

お互いが強くうなづきあった。
そしてまた両手を握り合った。
ワインの酔いの中、じいんと胸があつくなった。

大丈夫。私たちはひとりじゃない。

今日からまた、進んでいこう。
目の前の小さな幸せを大切にしながら。
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by reeelax | 2010-09-08 14:28 | 病気のこと | Comments(4)

手術から1年

5月もそろそろ終わり。
毎日若葉の香りのする風が吹いてくる。

手術から1年が経った。

節目節目で感じるのは、やっぱりありがとう、という気持ち。
体が無事で過ごせたこと。
自分の部屋があり、恵まれた環境で治療をできたこと。
じっと見守り助けてくれた家族や友達。
病院の方々。

告知から、術前化学療法→手術→放射線→術後化学療法と
一歩一歩歩いて来たらここまで来た。

いろんなことがあって
いい事もあったけど、
仲間が再発をしたり、
一緒に手術を受けた同期の病院友が緊急再手術になったり。
なぜ、という早さで病気が進行し、お別れを言った仲間もいた。
その度に、自分の置かれている現実を改めて感じさせられて
すうっと冷静になるような
そんな瞬間もたくさんあった。


1年検診のマンモは
術側の胸が予想外に痛くて驚いてしまい、
久し振りに涙が出た。
涙が止まらなくて、苦しくなってしまった。


楽しいことだけの人生なんてない。
それはわかっている。
乳がんに罹ったことは、私が背負うこと。
それでも、この理不尽さは、きっと消えないだろう。


けれども
影が暗ければ、
光がより明るく見えるように。
私は、私の小さな生活の温かさを
深くかみ締めていこう。


自分の心に素直に、
好きなことをたくさんしよう。


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by reeelax | 2010-05-24 14:00 | 病気のこと | Comments(4)

外出だらけの10月に思うこと

病院のお仲間達とランチ。
お豆腐専門店にて、湯葉や湯豆腐を楽しみながらのおしゃべり。

はじめてお会いする方もいたけれど
おなじみのドクターの話などで盛り上がる。

治療の時期が似ている人ばかりで集まったので、
最近出かけた講演会や食事で気をつけていること
趣味や外出の話
旅行の話では、30時間飛行機を乗り継いで
南米にいる娘さんを訪ねる計画をお持ちの方なども飛び出した。


病気とともに生きていくことを余儀なくされたけれども、
それぞれに前を向いていく明るさを持っていることに静かに感動した。

あたたかいゆず茶を飲みながら、おしゃべりは尽きず
早くも新年会の予定を立てた。


10月は外出の月で、本当に色々と出かけたと思う。
乳がんの仲間の気持ちを聞いたり、研究している先生のお話を聞いたり
美術館や習い事、
先日東京でお会いした橘椿さんのお話を聞いて行きたくなり、
ハロウィン一色のTDLにも出かけて来た。

そんな中で、これからの自分が関わって行きたい事が少し見えてきた気がする。
関わるためには、少しの勉強も必要になるけれど
これから先の自分にとっては今日が一番若い日。
あせらずに、こつこつとがんばっていこうかなと思う。

最近読んだ本にこんな言葉を見つけた。

成功してもしなくても、
「やっておけばよかった」と後から後悔するより
「やってみてよかった」と思える人生の方がずっといい。


だから、ちょっとだけ新しいことにチャレンジしてみようと思う。
病気をしなければ、こんな風に、新しい勉強を始めてみようとは
多分思わなかった。
はじめるからには、楽しんで行こうと思う。

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by reeelax | 2009-10-27 21:53 | 病気のこと | Comments(12)

ピンクリボンについて思うことその2

ピンクリボン月間ということで
乳がん関連のイベントも色々ある。

先週末は、いくつかのイベントに参加して
懐かしい病友さんに再会したり
新しい出会いが生まれたりして楽しい時間を過ごしてきた。



出かけてきたことで、
またちょっとピンクリボン運動について考えたことがある。

確かに一部のピンクリボン運動は
広告費狙い、協賛金狙い、売り上げ狙いの商業ベースに乗っていると思うし
「がん」をお涙頂戴の材料にした語りは不快極まりない。

ただ、ピンクリボン月間だからこそ、
私のように治療中の患者にとって貴重な勉強会や
著名な先生の講演会が開かれたりもする。
それは、心あるボランティアの方々の力だけではなく
企業がピンクリボン活動として予算を計上して協賛費を支払い
関係者の交通費や宿泊費をサポートするから
実現している場合もある。

活気溢れるピンクリボンイベントの中には
患者の同窓会の場のようにもなっているものもある。
病友さんと顔を合わせて「がんばろう」を
確かめ合った人もいるのではないだろうか。
少なくとも私はそうだった。



だからこそ。
患者だからこそ、ピンクリボン運動をスルーするのではなくて
提供されている場をうまく利用しながら、楽しんで
正しいメッセージをちょっとした時に口に出してみて
(たとえば「40代以下人の検査はマンモだけだとあんまり意味ないよ。」とか)
今の変な感じを修正して行けばいいのかなと思う。
がんの悲しみを食い物にしている
偽りのピンクリボンの場には、毅然として足を運ばない、
というように選別すればいいのではないだろうか。

私は、とあるマスコミが主催したイベントへ
患者枠?で招待を受けたけれど
そこの制作している作品が
乳がんへの間違ったイメージを発信していると思ったので
お断りさせてもらった。
物事の流れというのは、一瞬では変えられないし
ひとりの行動なんてちっぽけなものだけれど、
思ったことを行動に出すって、その程度だってOKなんだと思う。



以前、一気飲みが流行り
急性アルコール中毒やそれによる若者の死が社会問題になった時
アルコール飲料のCMでは
ごくごくと飲み干してプハーとする一連のシーンを控えた。
一気飲みを助長しないためだ。
だから今でも多くのアルコール飲料のCMは、
「こくっ」と大人しく飲んでいるか
飲み終わったあとの「プハー」というところか
どちらかしか使っていない。
業界内の自主規制でそういうシーンを禁止したわけだけど
それだって遺族の声や社会の声に押されたから、規制が作られたのだ。

どんな活動でも、はじめから完璧には機能しない。
だって誰かが得をしようって動いている場合もあるものね。
でも、少しずつ修正が加わって、変わっていくもの。
だったら、患者が「ここは変で、正しい情報はこれだよ。私達がんばってるよ」
って言ったっていい。と思う。



この先毎年10月
乳がんの患者が息をひそめて
ピンクリボンから目をそむけるようになってしまうなんて変。
どうせ巡ってくるならば上手く使って
それでもって、一般の人に、フェアな情報が行き渡るように
患者目線でひとこと・・・をしてみることは
意味のあることじゃないかな。
仕事をしてなくても、子供を育てていなくても
何か言ってみる、っていうのも社会への参加の仕方だもんね。



日本のピンクリボンはとくに早期発見を促す啓発運動に端を発しているから
患者の私達はコアターゲットとは思われてないと思うんだ。
でも私達は、この運動の重要なステークホールダー。
だから、私は多分思ったことを口に出すと思う。
立派なことは言えなくても
「なんとなく自分を否定された気になったから、
こういうところは嫌だな~」
とか、そういう感じで。


別に社会派を気取るわけじゃない。
扇動したいわけでもない。
乳がんと共に生きている自分を、何とか褒めてやりたい。それだけ。
ピンクリボンはまだ日の浅い啓発運動。
患者も納得できる活動に育って根付く余地がある。
そうできるのは、患者自身だと思ったのだ。


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by reeelax | 2009-10-07 14:18 | 病気のこと | Comments(2)

34歳 シングル 始まりは乳がんstageⅢC。術前化学療法・部分切除・放射線治療・術後ハーセプチンまで終了。現在ホルモン療法中。自分の心と体を大事な友人のように扱いながら治療の日々を過ごしてきました。


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