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カテゴリ:病気のこと

  • 30代でがんを経験された女優さん
    [ 2010-11-18 15:13 ]
  • 隣の女性
    [ 2010-10-12 09:42 ]
  • 季節の変わり目
    [ 2010-09-26 22:32 ]
  • 再会した友人と
    [ 2010-09-08 14:28 ]
  • 手術から1年
    [ 2010-05-24 14:00 ]
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    [ 2009-10-27 21:53 ]
  • ピンクリボンについて思うことその2
    [ 2009-10-07 14:18 ]
  • ピンクリボン 35歳の乳がん患者の思うこと
    [ 2009-10-01 23:02 ]
  • 明日はもっと自分のことを好きに
    [ 2009-09-27 13:17 ]
  • 爆笑の目覚め&MDアンダーソン上野先生の講演へ
    [ 2009-09-07 21:05 ]



30代でがんを経験された女優さん

30代の女優さんが、がんであることを告白し、支えてくれた方とご結婚されるというニュースを見た。
素直に、応援したいなあという感想を持った。



初発が2005年ということなので、公表されている年齢から逆算すると、30代になりたてのころ。

芸能界の方ではあるけれども、
病気が見つかった時の年齢だけでなく、
未婚で、
病気のことを誰にも言うつもりはなかった、という気持ちを知ったり、
抗がん剤を経験していることなど
共通している部分が多い。
彼女のブログを見ると、保険に入っていなかったので金銭的に不安を持ちながらの治療だったことと、
抗がん剤中に仕事をブッキングしてくれた番組への感謝などが綴られていた。
あまりドラマタイズしていない、飾らない文体で、気持ちを正直に表しているように思った。
金銭的に不安だったことなども、似ている。

こういう属性が揃うのって、がんの患者、とくに女性のがんでは結構少数派だから
患者会でも中々巡り会わない。だからちょっと震えるような気持ち。



ニュースを見て、おめでとうという気持ちと
もうひとつ思ったことがある。
うまくいえないのだけれど、言葉に置き換えてみると、やっぱり、となるのかもしれない。

自分がウイッグを経験していると、
どんなに素敵なウイッグをつけている人でも、何となくわかるようになってしまったのと似ている。

ドラマやワイドショーで見かける彼女が以前より少しふっくらして、
そしてエネルギーが少し足りない印象を持っていた。
芸能人の方と自分を重ねるのはおこがましいんだけれど
抗がん剤後の自分の状態に似ている気がして
もしかしたら何かの治療でお薬を飲んでいるのかな?と思っていた。
もともと華やかで明るいイメージの方だったからギャップが目立ってしまったのかもしれない。
TVの出演者はとにかくハイテンションだから、並んでいることでその違いが気になったのかもしれない。
自分ががんの治療を経験したから、かすかに感じ取れる小さな小さな変化。

見られる仕事というのは本当に特殊だと思う。
ご本人も言っていた。告白することで自分が楽になりたかったという内容のことを。
でもその告白を聞いて、私はとても心強く思った。
ここにも、こんなにもがんばっている同年代の人がいるのだと。
私が誰にも会いたくないと思っていた頃
毎日、人の前に出て、表現の仕事をしているのだと。
だから言ってくれてありがとうと思った。

病気になり、きっとたくさんのことを悩んで、悲しんで
手術を受けて、治療とは言え眉や睫も抜けて、きっと体もだるかったでしょうに、
みなの前で笑ってお芝居をして、
心の中はどんなにか大変だったろうと思う。
病院でも特別待遇はされたかもしれないけれども、
気軽に患者会に行くわけにもいかないだろうし。
どうやって心のバランスをとっていたのかなあ。
やっぱり芸能界で鍛えた方だから、精神力は人並みはずれているのだろうけれど・・・
でもその強さ、見習わないとね。

これからは彼女の姿を見る時
私も、私のやり方で人生を大事に過ごそうって思える気がする。


30代での病の経験が、色んなことを気づかせ
たくさんの感謝の気持ちを与えてくれた。
悲しいことばかりではないって、私は信じたいと思っている。



by reeelax | 2010-11-18 15:13 | 病気のこと

隣の女性

夕食に入った店で隣り合った女性。
私より少し年上かな。

テーブルの間隔が近く、どうしても会話が耳に入ってくる。

どうやら、同じ病気。

同じホルモン療法中。

ホットフラッシュに悩まされているといいながら

友人らしき女性と食事をしていた。



みんな、同じ思いを越えて、ひっそりと強く立っている


そう思って店を出た。


最近書く内容の繰り返しのようになってしまうけれど
治療を終えて一般の世界へ戻り出すと
自分がいわゆる病み上がりだということを
却って感じるようなこともある。

体力は落ち、動悸があり
記憶力が低下している気がする。
やはり術側の腕は少しだるく、
重い荷物を持つことを、極力避けたくなる。
少し長さの足りない髪。伸びきっていない細い睫は、マスカラが乗り切らない。
ホットフラッシュと、その逆の寒気の対策のために
極力体温調節の効く服装が必要。
ハイヒールや革靴はもうはかない。

以前だって、自分の容姿や仕事のパフォーマンスが完璧だったわけではないのだ。
だから、
今の状態は、そのような自分に変わったということで、普段は納得しているのだけど
やはり、寂しさを感じることもある。
皆と違うかもしれない、と思うことは誰だってちょっとぎこちないものだから。

そして、先週だったか
一緒に仕事をしていた仲間の華々しい現在の姿を
偶然知ることとなってしまって
実はそのことで久々に大きなため息をついた・・・という出来事があった。

病気のせいだけではない。それは分かっている。
でも病気で休んだことは、キャリアの上ではブランクになってしまったことは確か。
まあそれも含めての人生で、
かなり進行した状態でヘビーな治療を乗り越えて、
また仕事に戻れるだけでも私はかなりラッキーであると言える。
そして、少し新しい分野で目標を見つけて、ゆっくりとチャレンジをはじめているのだけど
感じ始めていた手ごたえや充実感が
とてつもなく陳腐に見えるような
そのくらいの眩しさをもって、元同僚の姿が飛び込んできたのだ。


そんな風に思っていたところに、
偶然隣り合わせたおなじ病の仲間。

大丈夫、またやって行ける。
そして私は、今の私でOK。
成功をしている同僚に拍手をして、眩しさに目を細めて
そして私は私の道を行こう。
仲間だって実はたくさんいる。

まだ、30代だもん。ゆっくり進んでも、遠くへ行けるはず。


これが私の人生。



by reeelax | 2010-10-12 09:42 | 病気のこと

季節の変わり目

猛暑もやっと終わり、
ぐっと冷え込んだ日が続いた。

体調で気になるところがあるのでメモ

気温の変化に体調がついて行かない。
ちょっとした旅行をしたのだが、そのつかれもあってか
冷え込んだ日にホットフラッシュと動悸。

ホットフラッシュ仲間とよく話すのだが、暑い方だけではなく、
一気に寒気が襲ってくることもある。

先日は11月上旬なみの気温というのに
ホットフラッシュで全身汗だくを何度か繰り返した後、
風に吹かれると急に鳥肌がたつほどの寒気。
動悸もくるしく、外出先でカフェに逃げ込み、しばし休んだ。


気温に変化があると、やはり体調に影響があり、
ばてやすくなる。
今後も季節の変わり目は注意しようと思う。
いつもに輪をかけてゆっくりペースで。






by reeelax | 2010-09-26 22:32 | 病気のこと

再会した友人と

数年ぶりに、友人と再会した。

年も10以上離れているため、友人というより姉に近い感じの方で
いつもエネルギッシュなその彼女には本当にお世話になっていた。

相変わらず、人生を楽しむその姿は、成人したお子さんが2人もいるとは思えないほど
女性としても素敵。
私は彼女に病気のことは伝えていなかったけれど
久し振りの再会に
おいしい夕食を食べながら、おしゃべりはつきなかった。

夜10時を過ぎた頃だろうか。
どんな話の流れだったか、ふとしたことで、実は彼女も同じ病気であったことがわかった。
今から20年ほどまえ、30歳になりたてのころだとか。

ノースリーブを堂々と着こなしている彼女。
本当にまさかと思った。
リンパを取った、わきの下のくぼみを見せてもらった。
私と同じでいわゆる若年性乳がんのサバイバーであったとは。
でも・・・だからこそ彼女はあんなに輝いているのかも、と思った。

驚いた私も、「実は」と切り出した。

テーブルの上で、お互いの両手を握り合った。

20年前は、30代の乳がん患者は今よりもっと少なかったはずで、
いたとしてもお互いが巡り会うことは今よりも難しかったはす。
新幹線に乗って、患者会に出かけたこともあったと言う。

当時の衝撃。
落胆。
怒り。
悲しみ。
パートナーへの色んな気持ち。
そして周りへの感謝。
負けるものかという気持ち。
この際、人生を徹底して楽しもうという姿勢。

お互いが強くうなづきあった。
そしてまた両手を握り合った。
ワインの酔いの中、じいんと胸があつくなった。

大丈夫。私たちはひとりじゃない。

今日からまた、進んでいこう。
目の前の小さな幸せを大切にしながら。



by reeelax | 2010-09-08 14:28 | 病気のこと

手術から1年

5月もそろそろ終わり。
毎日若葉の香りのする風が吹いてくる。

手術から1年が経った。

節目節目で感じるのは、やっぱりありがとう、という気持ち。
体が無事で過ごせたこと。
自分の部屋があり、恵まれた環境で治療をできたこと。
じっと見守り助けてくれた家族や友達。
病院の方々。

告知から、術前化学療法→手術→放射線→術後化学療法と
一歩一歩歩いて来たらここまで来た。

いろんなことがあって
いい事もあったけど、
仲間が再発をしたり、
一緒に手術を受けた同期の病院友が緊急再手術になったり。
なぜ、という早さで病気が進行し、お別れを言った仲間もいた。
その度に、自分の置かれている現実を改めて感じさせられて
すうっと冷静になるような
そんな瞬間もたくさんあった。


1年検診のマンモは
術側の胸が予想外に痛くて驚いてしまい、
久し振りに涙が出た。
涙が止まらなくて、苦しくなってしまった。


楽しいことだけの人生なんてない。
それはわかっている。
乳がんに罹ったことは、私が背負うこと。
それでも、この理不尽さは、きっと消えないだろう。


けれども
影が暗ければ、
光がより明るく見えるように。
私は、私の小さな生活の温かさを
深くかみ締めていこう。


自分の心に素直に、
好きなことをたくさんしよう。


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by reeelax | 2010-05-24 14:00 | 病気のこと

外出だらけの10月に思うこと

病院のお仲間達とランチ。
お豆腐専門店にて、湯葉や湯豆腐を楽しみながらのおしゃべり。

はじめてお会いする方もいたけれど
おなじみのドクターの話などで盛り上がる。

治療の時期が似ている人ばかりで集まったので、
最近出かけた講演会や食事で気をつけていること
趣味や外出の話
旅行の話では、30時間飛行機を乗り継いで
南米にいる娘さんを訪ねる計画をお持ちの方なども飛び出した。


病気とともに生きていくことを余儀なくされたけれども、
それぞれに前を向いていく明るさを持っていることに静かに感動した。

あたたかいゆず茶を飲みながら、おしゃべりは尽きず
早くも新年会の予定を立てた。


10月は外出の月で、本当に色々と出かけたと思う。
乳がんの仲間の気持ちを聞いたり、研究している先生のお話を聞いたり
美術館や習い事、
先日東京でお会いした橘椿さんのお話を聞いて行きたくなり、
ハロウィン一色のTDLにも出かけて来た。

そんな中で、これからの自分が関わって行きたい事が少し見えてきた気がする。
関わるためには、少しの勉強も必要になるけれど
これから先の自分にとっては今日が一番若い日。
あせらずに、こつこつとがんばっていこうかなと思う。

最近読んだ本にこんな言葉を見つけた。

成功してもしなくても、
「やっておけばよかった」と後から後悔するより
「やってみてよかった」と思える人生の方がずっといい。


だから、ちょっとだけ新しいことにチャレンジしてみようと思う。
病気をしなければ、こんな風に、新しい勉強を始めてみようとは
多分思わなかった。
はじめるからには、楽しんで行こうと思う。

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by reeelax | 2009-10-27 21:53 | 病気のこと

ピンクリボンについて思うことその2

ピンクリボン月間ということで
乳がん関連のイベントも色々ある。

先週末は、いくつかのイベントに参加して
懐かしい病友さんに再会したり
新しい出会いが生まれたりして楽しい時間を過ごしてきた。



出かけてきたことで、
またちょっとピンクリボン運動について考えたことがある。

確かに一部のピンクリボン運動は
広告費狙い、協賛金狙い、売り上げ狙いの商業ベースに乗っていると思うし
「がん」をお涙頂戴の材料にした語りは不快極まりない。

ただ、ピンクリボン月間だからこそ、
私のように治療中の患者にとって貴重な勉強会や
著名な先生の講演会が開かれたりもする。
それは、心あるボランティアの方々の力だけではなく
企業がピンクリボン活動として予算を計上して協賛費を支払い
関係者の交通費や宿泊費をサポートするから
実現している場合もある。

活気溢れるピンクリボンイベントの中には
患者の同窓会の場のようにもなっているものもある。
病友さんと顔を合わせて「がんばろう」を
確かめ合った人もいるのではないだろうか。
少なくとも私はそうだった。



だからこそ。
患者だからこそ、ピンクリボン運動をスルーするのではなくて
提供されている場をうまく利用しながら、楽しんで
正しいメッセージをちょっとした時に口に出してみて
(たとえば「40代以下人の検査はマンモだけだとあんまり意味ないよ。」とか)
今の変な感じを修正して行けばいいのかなと思う。
がんの悲しみを食い物にしている
偽りのピンクリボンの場には、毅然として足を運ばない、
というように選別すればいいのではないだろうか。

私は、とあるマスコミが主催したイベントへ
患者枠?で招待を受けたけれど
そこの制作している作品が
乳がんへの間違ったイメージを発信していると思ったので
お断りさせてもらった。
物事の流れというのは、一瞬では変えられないし
ひとりの行動なんてちっぽけなものだけれど、
思ったことを行動に出すって、その程度だってOKなんだと思う。



以前、一気飲みが流行り
急性アルコール中毒やそれによる若者の死が社会問題になった時
アルコール飲料のCMでは
ごくごくと飲み干してプハーとする一連のシーンを控えた。
一気飲みを助長しないためだ。
だから今でも多くのアルコール飲料のCMは、
「こくっ」と大人しく飲んでいるか
飲み終わったあとの「プハー」というところか
どちらかしか使っていない。
業界内の自主規制でそういうシーンを禁止したわけだけど
それだって遺族の声や社会の声に押されたから、規制が作られたのだ。

どんな活動でも、はじめから完璧には機能しない。
だって誰かが得をしようって動いている場合もあるものね。
でも、少しずつ修正が加わって、変わっていくもの。
だったら、患者が「ここは変で、正しい情報はこれだよ。私達がんばってるよ」
って言ったっていい。と思う。



この先毎年10月
乳がんの患者が息をひそめて
ピンクリボンから目をそむけるようになってしまうなんて変。
どうせ巡ってくるならば上手く使って
それでもって、一般の人に、フェアな情報が行き渡るように
患者目線でひとこと・・・をしてみることは
意味のあることじゃないかな。
仕事をしてなくても、子供を育てていなくても
何か言ってみる、っていうのも社会への参加の仕方だもんね。



日本のピンクリボンはとくに早期発見を促す啓発運動に端を発しているから
患者の私達はコアターゲットとは思われてないと思うんだ。
でも私達は、この運動の重要なステークホールダー。
だから、私は多分思ったことを口に出すと思う。
立派なことは言えなくても
「なんとなく自分を否定された気になったから、
こういうところは嫌だな~」
とか、そういう感じで。


別に社会派を気取るわけじゃない。
扇動したいわけでもない。
乳がんと共に生きている自分を、何とか褒めてやりたい。それだけ。
ピンクリボンはまだ日の浅い啓発運動。
患者も納得できる活動に育って根付く余地がある。
そうできるのは、患者自身だと思ったのだ。


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by reeelax | 2009-10-07 14:18 | 病気のこと

ピンクリボン 35歳の乳がん患者の思うこと

今日はピンクリボン月間の初日。



私は治療が落ち着いたばかりで日も浅いから
ピンクリボン活動の意義とか、筋の通ったこととか
利権をあばくようなこととか
あんまり言う気になれない。


ただ、ピンクにライトアップされた建物や
ピンクリボンのグッズを見ると
やっぱり励まされるような気持ちになる。


どうして30代で乳がんになったのか。
なんで私なのか。
そんな答えのないこと、もう考えることはしてなくて
どうしたら、毎日、素敵に過ごせるのかを
ひたすらに見つめて進んでいる。
まだ、脇目を振る余裕はあんまりない。
だけど、思うことがある。



10月は、ピンクリボン月間です。
セルフチェックをしてみてください。
検診を受けてみてください。

マンモグラフィーだけでは、若い方の胸の乳がんは見つけられないことがあります。
触診やエコーができる乳腺外科を受診してください。

乳がんは、しこりだけがそのサインではありません。
しこりがなくても、乳頭から分泌物が出ていませんか。


たとえ、乳がんが見つかったとしても
早く見つけられれば、治療が軽い場合も多いのです。
誤解を恐れずに言えば
今は胸の形を大きく損なわない手術法を選べる場合もあるし、
切除した胸を再建する技術も大変進んでいます。
抗がん剤を使わず、髪も抜けずに治療が終了する場合もあります。

そして、意外とたくさんの仲間がいて、ひとりぼっちにはなりません。

だからあまり怖がらないで、一度検診を受けてみてください。

胸に気になるものがある方は、
思い切って半休を取って、検診に行ってください。



男性の方は、ぜひパートナーの方にそう伝えてください。


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by reeelax | 2009-10-01 23:02 | 病気のこと

明日はもっと自分のことを好きに

J-waveでこの頃よく聴く曲。
サビの歌詞にちょっとはまった。



明日はきっとあたしはもっと
自分の事好きになれるような気がするよ
今日だけなら泣いてもいいの
明日また笑えるように

Hanah「明日また、笑えるように」→YoutubeのPVへ



連休中に出かけた、患者の集まり。
グループに分かれて話す時間があった。


離れたテーブルから
泣いている声が聞こえて来た。
告知後間もない人や手術を控えているというチームA。
思わず寄り添って肩を抱きたいような気持ちになった。

去年の私と同じだと思ったからだ。



去年の告知から、必死で一日ずつ過ごしてきた。

1年が過ぎて、抗がん剤、手術、放射線も終わった。
物理的に、治療は一山越えたと思っていたけれど
気持ちの面でも、もうチームAではないんだな・・・と思った。
私が振り分けられたチームでは、時折笑いも交えなから
新しい薬のこと、がん対策基本法、海外事情など興味深い情報交換が続く。
こんなに平然と、乳がんのことを話している自分がいることに気づいた。



今でも治療は続いている。
たくさんの覚悟を決めて、もちろん手放したものもあるかもしれない。
だけど幸運にも、そこそこ楽しく過ごせるくらいには回復してきて

「乳がんの私」じゃなく
「私の乳がん」
という捉え方ができるようになったのかもしれない。
たとえそれが、一時的なものだとしてもとにかく今は。



告知直前から治療初期は、心身ともに一番つらかった時。
長い術前化学療法から手術にいたる間
なるべく平静を保つために、詳細をブログに書いたことはあまりなかった。

でも気持ちの面はともかく、受けた治療/副作用のことなどは
記録に残したいと思ってきた。
今からなら、私の「チームA時代」を
書き出すことができそうかな。


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by reeelax | 2009-09-27 13:17 | 病気のこと

爆笑の目覚め&MDアンダーソン上野先生の講演へ

自分の寝言で起きてしまう、という話は聞いたことがあるけれど
自分の笑い声で目が覚めた。



夢の中では
最近自分が気に入っているもの、興味のあること、心配に思っていること
などが絶妙にミックスされて、まあけったいなお話が展開していた。
「現場」では笑いのツボが一緒な妹と
子供の時よくそうしていたように、ゲラゲラ笑っていた。



そして目が覚めて、「あっ、夢だったんだ」と気づいても
そのおかしさは持続したままで
酔っ払ったように笑って笑って
多分免疫力はアップしたと思うけど、はたから見たらちょっと恐い朝だったかもしれない。



そんな日曜日、
千葉県がん患者大集合2009というイベントに出かけてきた。

MDアンダーソンの上野先生が「最高の医療をうけるための患者学」という講演をされること
同じ病気を経て、千葉県がんセンターの患者相談支援センターで
ピアーカウンセラーをされている野田真由美さんもお話をされること

などから、楽しみにしていた。



上野先生の講演の内容は、「最高の医療をうけるための9か条」を教えてくれるもので
その内私に響いたところは

◆システムを変えるのは簡単ではないけれど、自分自身をかえるのは可能である

◆がんは慢性病 マラソンを走ると思ってください
 
 自分にあった最高のコーチを見つける
 ペースをつくる (速過ぎも遅すぎもだめ。
 長期と短期のゴールを決める

◆医師の許可をもらって説明を録音することも、話を理解するひとつのやり方。
 メモを取らないで話を聞くことに集中できる。

◆自分で情報を調べるのも良いけれど、今のネットなどの情報には根拠のないものもある。
 だから、医師に自己学習法を聞くことはおすすめ。


◆ビジョンを持って「楽しく」がん医療に取り組む。
 (幸い私は、今の所体に辛い症状はない。
 だから自分なりの目標や励みを見つけて、心は健やかに、長期戦の治療をこなしていこうと思った。
 そして、やっぱり、自分のためだけでなく、病友さんと知識や経験を分け合って行きたいと思えた。)


今回の講演は、一部この本に沿ったものだと思うので
あらためて読んでみようと思い、会場でも購入した

最高の医療をうけるための患者学 (講談社+α新書)

上野 直人 / 講談社




上野先生はとても声が明るく、講演がお上手だと思った。
聞いていると安心して、ポジティブな気持ちになれる穏やかな話し方をされる先生だ。

最近講演会や勉強会などへ行って、
ドクターや医療関係者のお話を聞く機会が増えたけれど
真面目で、表情も固めな方が多いと思う。
エンターテイメントを期待しているわけではないので別にいいと思っていたけれど
やはり、生き生きとした語り口の方が、こんなに気分がよい。
講演の内容以上に大事な何かをもらえた気がする。



会場いっぱいの、がんと向き合う人々。
はじめて、乳がん限定でないイベントに行ってきた。
こういう会に出かけると、いつも決意がみなぎる。
私も自分のできることを、自分のペースでやっていこう。
人生を楽しんでいこう。
そして今日は新しいことをひとつ。
小さくてもいいから、目標を持って動くことを、思い出さなきゃね。

+++++

【追記 2009年9月23日】
上野先生のブログ「がんのチーム医療」は→→→こちら

*カテゴリ<だいじなリンク>にもリンクを追加しました。

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by reeelax | 2009-09-07 21:05 | 病気のこと

34歳 シングル 始まりは乳がんstageⅢC。術前化学療法・部分切除・放射線治療・術後ハーセプチンまで終了。現在ホルモン療法中。自分の心と体を大事な友人のように扱いながら治療の日々を過ごしてきました。
by reeelax

ステージ3CからpCR

診断が下った時点でしこりが6センチあり、脇の下と鎖骨の上下にも転移していました。
半年の術前化学療法を経て2009年5月に部分切除手術。
病理検査の結果、がん細胞は見つからず病理学的完全奏功を得ました。

乳がんがわかった当時、職場では念願の部署に異動し昇進したばかりでしたが、休職し療養生活に入りました。
2010年ハーセプチン投与終了後、週に何度かのアルバイトとして以前とは異なる職場で仕事を開始しました。

治療に関しては幸運が重なった、そんな私はシングルです。ステージ3からでも、命あることに感謝しながら、生き抜いて行くことの不安と迷いも正直に書いていきたいと思います。


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