リュープリン開始

血液検査の結果、女性ホルモンの分泌が、閉経前の状態にまで上がっていることがわかった。

ということで、リュープリンの注射を開始することになった。
検査結果が出てすぐ、私は夏休みで旅行に出かけることになっていたので
旅行から帰ってから注射を受けることを許可してもらった。

3年前、抗がん剤を初めて投与するときと似ていた。
あの時は、もう旅行も最後かもしれないと思って、一番お気に入りの場所に行って来たのだった。
今回は、偶然だけれど二番目に好きな場所への旅行だった。
副作用など不安を感じたくなかったので、戻ってからという選択をした。

リュープリンは3か月に1回を2年間の予定。

最近、すっかり病気に関する勉強をさぼっているのであわてて検索。
http://www.gsic.jp/medicine/mc_01/leuplin/

脳下垂体に影響する薬。。。というので漠然とした、不安感があった。
それでも、治療は受けることに決めているから大したことはない。

結局、注射は20秒ほどで終わり、劇的な副作用もなく安心した。
注射後3日間くらいは注射されたおなかの皮膚の回りがいたく、ほんのり赤く熱を持った。
驚いたのは、2日後くらいからホットフラッシュが復活したこと。
気持ち的なものなのか、本当に薬が効き始めたのか
なんだか懐かしいホットフラッシュに、少し安心した。



今まで、術後約2年間は抗がん剤の影響もあってか
タスオミンだけで生理が止まっていた。
リュープリンをこれからはじめることで
この先2年間、生理を止める計画。
2年というある程度まとまった期間
再発を阻止する努力を続けられる、そのカードが残っていることに感謝しよう。

私の乳がんのタイプはトリプルポジティブなので
ホルモン感受性も、HER2も陽性。
はじめてそれを認識した当時は、病気のことをあまり理解できていなかったこともあってか
なんだか周りの乳がん患者さんよりも条件が良くないのではと思って
事実ステージ3Cで発見されたということも手伝って
膝から力が抜けて行くような絶望感で一杯だった。

それでも、病気について知識を得、いろいろな病状の病友を得、
それぞれの治療や、そして気持ちを知ることになると
私のように、手を変え品を変え治療を受けられるということも
そこまで悪いことだとは思わなくなってきた。
治療を受けることには苦痛も伴うし、もちろんお金もかかる。
それでもその代償に、ある程度の安心感を得ることもできるのは事実だ。

トリプルポジティブであったことは、自分の選択ではないにしろ
この先の2年という時間にある程度の前向きな気持ちを持って進めることを
大切に思いたい。

もうすぐ、夏が終わる。
瑞々しい梨をかみしめると、甘い香りとともに果汁がのどを降りて
体中にしみて行く。
自分の口の中から伝わる、ざくざくという音、
果肉の少しざらっとした舌触り
いつもいつも、私は生きている。

ぐっとくるこの気持ちを、私は忘れてはいけない。
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by reeelax | 2011-09-06 13:38 | 術後治療

34歳 シングル 始まりは乳がんstageⅢC。術前化学療法・部分切除・放射線治療・術後ハーセプチンまで終了。現在ホルモン療法中。自分の心と体を大事な友人のように扱いながら治療の日々を過ごしてきました。


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