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爆笑の目覚め&MDアンダーソン上野先生の講演へ

自分の寝言で起きてしまう、という話は聞いたことがあるけれど
自分の笑い声で目が覚めた。



夢の中では
最近自分が気に入っているもの、興味のあること、心配に思っていること
などが絶妙にミックスされて、まあけったいなお話が展開していた。
「現場」では笑いのツボが一緒な妹と
子供の時よくそうしていたように、ゲラゲラ笑っていた。



そして目が覚めて、「あっ、夢だったんだ」と気づいても
そのおかしさは持続したままで
酔っ払ったように笑って笑って
多分免疫力はアップしたと思うけど、はたから見たらちょっと恐い朝だったかもしれない。



そんな日曜日、
千葉県がん患者大集合2009というイベントに出かけてきた。

MDアンダーソンの上野先生が「最高の医療をうけるための患者学」という講演をされること
同じ病気を経て、千葉県がんセンターの患者相談支援センターで
ピアーカウンセラーをされている野田真由美さんもお話をされること

などから、楽しみにしていた。



上野先生の講演の内容は、「最高の医療をうけるための9か条」を教えてくれるもので
その内私に響いたところは

◆システムを変えるのは簡単ではないけれど、自分自身をかえるのは可能である

◆がんは慢性病 マラソンを走ると思ってください
 
 自分にあった最高のコーチを見つける
 ペースをつくる (速過ぎも遅すぎもだめ。
 長期と短期のゴールを決める

◆医師の許可をもらって説明を録音することも、話を理解するひとつのやり方。
 メモを取らないで話を聞くことに集中できる。

◆自分で情報を調べるのも良いけれど、今のネットなどの情報には根拠のないものもある。
 だから、医師に自己学習法を聞くことはおすすめ。


◆ビジョンを持って「楽しく」がん医療に取り組む。
 (幸い私は、今の所体に辛い症状はない。
 だから自分なりの目標や励みを見つけて、心は健やかに、長期戦の治療をこなしていこうと思った。
 そして、やっぱり、自分のためだけでなく、病友さんと知識や経験を分け合って行きたいと思えた。)


今回の講演は、一部この本に沿ったものだと思うので
あらためて読んでみようと思い、会場でも購入した

最高の医療をうけるための患者学 (講談社+α新書)

上野 直人 / 講談社




上野先生はとても声が明るく、講演がお上手だと思った。
聞いていると安心して、ポジティブな気持ちになれる穏やかな話し方をされる先生だ。

最近講演会や勉強会などへ行って、
ドクターや医療関係者のお話を聞く機会が増えたけれど
真面目で、表情も固めな方が多いと思う。
エンターテイメントを期待しているわけではないので別にいいと思っていたけれど
やはり、生き生きとした語り口の方が、こんなに気分がよい。
講演の内容以上に大事な何かをもらえた気がする。



会場いっぱいの、がんと向き合う人々。
はじめて、乳がん限定でないイベントに行ってきた。
こういう会に出かけると、いつも決意がみなぎる。
私も自分のできることを、自分のペースでやっていこう。
人生を楽しんでいこう。
そして今日は新しいことをひとつ。
小さくてもいいから、目標を持って動くことを、思い出さなきゃね。

+++++

【追記 2009年9月23日】
上野先生のブログ「がんのチーム医療」は→→→こちら

*カテゴリ<だいじなリンク>にもリンクを追加しました。

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by reeelax | 2009-09-07 21:05 | 病気のこと

34歳 シングル 始まりは乳がんstageⅢC。術前化学療法・部分切除・放射線治療・術後ハーセプチンまで終了。現在ホルモン療法中。自分の心と体を大事な友人のように扱いながら治療の日々を過ごしてきました。


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