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二の腕の感覚ナシ&南の島の病友

手術後の体の変化について改めて感じたことをひとつ。


私はリンパ節をレベル2まで取るときに神経を触っているので
わきの下や二の腕の一部の感覚がほとんどない。

先生曰く、人間の体とはすごいもので
感覚の残っている部分が網目状に広がって、
感覚のない部分を徐々に狭めて行くことが多いとか。

経験者からお話を聞くと、
5年とか10年とかの長いスパンで感覚がゆっくりと戻ってくるというのと
「感覚がない」ということに慣れる、ということだった。



先日彼が「二の腕冷たいね」と突然言ったので
何故分かったのかと思って聞いたら、
何と彼が後ろから私の術側の二の腕にそっと触れていた。
私は全然それに気づいていなかったのだ。

彼に説明すると、びっくりしていた。
触れていた指を上下にこするようにしてもらうと
さすがに周りの部分の感覚もあるので、わかる。



感覚がないということは、術後から知っていたし
お風呂や着替えの時にもわかっていたけれども、
本当に感覚が無いんだなーとあらためて驚いた。
「怪我に注意してくださいね」と先生に言われたこともある。
確かにこれでは気づかないこともあるかも知れない。
注意しよう。



今日は病院友が南の島から写真を送って来た。
この間まで一緒に放射線を受けていた子だ。
白い砂と透明な海がまぶしい。

私が「いつ旅行に行けるかな」「日焼けはダメなんだよね?」などとボヤボヤ思っている間に
彼女はいとも簡単にためらいを飛び越えて行く。
退院の日程や髪の毛のこともそうだった。

じっと考え込んでしまう私に、
極端なくらい明快なお手本を見せてくれる人なのだ。


よし、私もいつか。
二の腕に注意しながら、海に行こう。
放射線も、終わりが見えて来た。


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by reeelax | 2009-08-26 20:44 | 術後治療

34歳 シングル 始まりは乳がんstageⅢC。術前化学療法・部分切除・放射線治療・術後ハーセプチンまで終了。現在ホルモン療法中。自分の心と体を大事な友人のように扱いながら治療の日々を過ごしてきました。


by reeelax