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再縫合は延期

昨日少し書いた、開いてしまった胸の傷のことだけれど
再縫合は延期になった。



先生達の予想に反し
傷口の回復が順調なことがわかったからだ。



傷口は5センチくらいの木の葉形に開いていて
開いてしまった=傷が割れてしまったということなので
出てきたリンパ液がそこにどんどん溜まっていたらしい。

手術を受けた人は知っていると思うけれど
このリンパ液は、本来傷の回復を助ける働きがあるにも関わらず
多すぎると回復を遅らせてしまうらしい。
そんな現象が起こっていたので、
先に天井にあたる皮膚を閉じて、中をゆっくり回復させようとした。



実際には、傷の中の割れたところから、
健康な肉が回復してきた。

そういう状態だと、傷口の周りの皮膚は固くなっているらしく
縫合にあまり適さないらしい。

さらに、盛り上がってきた肉の分、
物理的に皮膚はぴっちり閉じないので、
せっかく回復してきた肉の一部を切り取らなければならないし、
傷は線のように細くならず、多少幅が出る可能性もある。

それならば・・・という先生の提案は

まずこのまま傷を自力で回復させ
皮膚を閉じてしまい、放射線を行う。

自力で閉じた皮膚は、開いた傷口の形に
赤く跡が残ってしまう。
ケロイドになるかもしれない。
放射線後肌が落ち着いたら、改めてそこを切り取り、綺麗(線状に)縫い直す。

ということだった。
拍子抜けしてしまった。
けれど、正直、先延ばしになったことはほっとする。怖いから・・・

この説明を受けるためには傷口を見ていないと訳がわからないので
診察室で鏡で見たが、
大きな怪我などをしたことがなかったので
大人げないことに「ギャー」と声を出してしまった。

動悸が上がっている中
何とかやりとりした内容は

1)では具体的にいつごろ再縫合ですか?
→それは放射線を当てて、私の肌がどうなるかわからないので
 申し訳ないけれど時期的なことはイメージできません。
 それでも、必ずできます。


2)傷口がケロイドになったり、放射線で皮膚が固くなってもできるのですか?
→技術的に可能。
  少し先のことになってしまうかもしれないけれど
  傷口が一番綺麗になる方法がこれです。
  せっかくだから、なるべく綺麗にやりましょう。
  ただ、傷の長さは伸びることになると思う。(原理を説明していただく)


3)誰が手術するのか?
→外科の主治医。
 形成の先生と話したいですか?と聞かれたけれど
 以前、縫い方の違いなどを教わっていて、
 外科の先生でOKであると納得しているので問題なし。


ということで、
傷の回復を促進するために、
防水テープではなく、ガーゼをつけておくだけになった。

お風呂の時に、シャワーで傷口を洗い
(感覚がないので、全く痛まない)
鏡を見ずに滅菌ガーゼをかぶせる。

シャワーを浴びていてもちっとも安らがないけれど
最終的には自分の満足の為だから
こればかりは慣れるしかないね。


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by reeelax | 2009-06-25 23:34 | 術後治療

34歳 シングル 始まりは乳がんstageⅢC。術前化学療法・部分切除・放射線治療・術後ハーセプチンまで終了。現在ホルモン療法中。自分の心と体を大事な友人のように扱いながら治療の日々を過ごしてきました。


by reeelax