術前化学療法終わりの検査に出かける-MRI

6ヶ月間の化学療法が終了したので、検査に出かけた。



私の部屋の玄関は小さな公園に面していて
境目には濃いピンク色のカメリアの生垣がある。
散った花びらがびっしりと地面を覆っていて、鮮やかである。

今更どうこうできるものでもないけれど、ちょっと緊張する。
この結果で、手術のもろもろが動き出すのだから
時が止まっていたような、マジックタイムは終わり。
花びらの絨毯を歩いての出発は
この日の朝に思いがけず華やかな気分を与えてくれた。



私の術前化学療法の目的は
「遠隔転移の可能性をできるだけ低くすること」だった。
「胸の部分切除(温存)を可能にするため」のものとはちょっと違うものであることを了承していた。

胸の腫瘍も大きかったけれど、
何よりも、鎖骨の上下に、外からは触れないけれど
1cmを越える転移がぽろぽろ見つかっていた。

乳がんで、脇→鎖骨下→鎖骨上と転移が進めば
遠隔転移への着実なルートを辿っていることになる。

幸い、治療前の時点で、
骨シンチやCTでは目で確認できる転移は何も見つからなかったが
全身に散っているがん細胞を
とにかく叩きましょうということだった。

この辺の、診断が下った時のことや化学療法前半の話は
まだ書いていないので、いつか、整理していきたいなと思っています。



抗がん剤の効果の話に戻ると
3ヶ月前、2ヶ月前の検査では、
抗がん剤(ACとタキソール)によって腫瘍は縮小しており、
ある程度の効果は認められていた。
そして、なぜか健側の脇の下にリンパの肥大が見つかり
何でもないとわかっているものの
どうなっているのか必ず聞いておかなくては。。。



早速病院に着き、検査棟へ。診察棟とは離れているので静かだし、空いている。
検査の順番はMRI→もろもろ(肺活量、身長体重、採血など)→エコー



今回楽だったのは、
どの検査も「しゃべくり」と私が呼ぶタイプの技師さんや先生が担当だったこと。
「しゃべくり」さんタイプの方々は、この病院にはあんまりいないけど
コミュニケーション上手で、饒舌。
ビビッていますということがわかってもらえると、
それなりの話術をもって、対応してくれる。
そういう人、いますよね?



MRIにつくと早速、ウイッグはどうするべきか聞かないと。
以前MRIをやったときは転院前で別の病院だったし髪もあったから・・・

MRIのしゃべくりさんは、にこやかに出てきた。
私が「あのー、今化学療法中で・・・」と髪を指すと
「そうですね、ワイヤーなんかが入っているケースもあるから
悪いけれど、帽子だけで入ってもらえますか?その帽子なら問題ないから」と言われる。
私はハーフウイッグだったけど、確かにサイズ調整用のフックが金属だったからはずして、
バンダナを巻いた上に帽子を目深に被る。

色々制限があったとしても、どうしても素頭?で検査を受けたくなかったので
色違いの帽子やスカーフをたくさん持ってきていたけど、あっさりしたものだ。



そしてしゃべくりさんは申し訳なさそうに
「スカートのウエストの金具を見せていただいてもいいですか?」と聞く。
金具NGだけに、ウエスト部分がゴムになっているスカートをはいてきた。
でも、そのゴムの部分に小さな金属の飾りがついていたので脱ぐことに。

上半身は脱いで、下はレギンスでバスローブのような検査着を着る。

そして注射。
長い髪のクールな女性が現れる。
そうそう、こういう淡々としたタイプがメジャーなのだ。
左手の手首あたりに針を刺されるが結構痛い。
アシスタントの男性がテープなどで針を調節してくれ、大分楽になる。



さて、しゃべくりさんが復活し、耳栓を渡され色々と説明を受ける。
私は軽めの閉所恐怖症だから、緊張が高まるが
しゃべくりさんはボディーランゲージを交えて
「ダメだというサインを出してくれればすぐ検査をやめますのでね」
と言ってくれるので、納得する。
小心者の扱いが非常にお上手である。

検査機械の上に横たわるが、検査着や肌に触れる時は女性が行ってくれる。
胸の検査のために胸を差し込むときや、背中が目にふれてしまう時、
しゃべくりさんや男性の技師達はとても申し訳ながった。
診察に必死で、病院で胸を見せること自体があまり気にならなくなっていた私は
そんな自分が恥ずかしくなってしまった(笑)。



検査自体は30分位で難なく終了したが
驚いたのは同じ検査でも前の病院と色々違うものなんだなということ。
まず機械が全然新しく、内部も明るく、音はうるさくなく
(メーカーが違うのか、耳栓が進化したのか)
そして台本の違いか、マイクを通してのトークのタイミングや内容もわかりやすく
安心していられた。
前の時も悪くはなかったけど、良い方に違うのは、いいことだ。

前の病院も、有名な病院だったけれど
所変われば、良いところも悪いところも、気にしていないところすらも変わるのだな。。。



長くなりましたので続きは次回に。


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Commented by ゆき at 2009-04-25 07:31 x
こんにちは~♪
検査、お疲れ様でした☆
技師さんたち、こちらが気を使わなくて済むタイプのようで
良かったです。
ちなみに私もMRIちょっと怖いんですヨ~。
検査の結果、良いものであることを祈ってます☆
Commented by reeelax at 2009-04-25 15:10
☆ゆきさんこんにちは~。
まだ、検査の勝手を完全に把握していないので
技師さんにはいつも助けられています。
MRIも骨シンチも圧迫感がこわいんですー^^;
検査結果、技師さんにはフェイントかけられましたが、ちゃんと先生からも聞いてきましたので書きますね。^^
by reeelax | 2009-04-24 00:09 | 術前タキソール&ハーセプチン | Comments(2)

34歳 シングル 始まりは乳がんstageⅢC。術前化学療法・部分切除・放射線治療・術後ハーセプチンまで終了。現在ホルモン療法中。自分の心と体を大事な友人のように扱いながら治療の日々を過ごしてきました。


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