乳がん治療最前線の会議 ザンクトガレン St. Gallen 2009
2009年 03月 18日
ザンクトガレン 会議が終了したというニュースを耳にしました。
去年から乳がんの治療をはじめて
情報を集める中で
「ザンクトガレンのガイドライン」とか
「ザンクトガレン コンセンサス」という言葉を目にしたことがありました。
一体何なんだろう?と思っていたのですが・・
*乳がんの最新治療についての会議
*スイスのザンクトガレンで2年に一度行われる。今年は3月11日~14日。
*それぞれの研究結果について専門家や権威が「早期がんの最善治療はどれか」について話し合い、投票が行われる。
*それを元にさらに半年以上議論が行われる
*治療のガイドラインがつくられ、世界中で参考にされる
という会議。
オフィシャルHPはこちら
プログラムを見ると15分とか20分単位で次々と発表が行われている。
やはり自分に関係あるものに目が行って
セッション6,7,8あたりの、調査の最新結果や
「若い」「Her2陽性」「ハイリスク」「手術」などの単語をひろってしまう。
気になったタイトルを挙げてみます。
◆再発ハイリスクの女性に関する追跡調査
Ian Smith (London/UK)
◆FinHer試験のアップデート:5年の追跡調査報告
Heikki Joensuu (Helsinki/Finland)
FinHer試験は「フィン」ランドと「ハーセプチン」の略で、試験の詳細はこちら
◆HERA試験のアップデート&乳がんの術後療法としてのトラスツズマブ1年間投与の役割
Luca Gianni (Milano/Italy)
HERA試験の詳細はこちら
◆とても若い層への乳房温存?
Emiel Rutgers (Amsterdam/The Netherlands)
「とても若い」にはvery youngという単語が使われています
海外のサイトなどを見ると40歳以下が「young」と書かれていることも多いから、
very youngはもっと若い層のことなのでしょうね。タイトルの後ろの「?」マークが気になります。
◆術前化学療法後の乳房温存と、センチネルリンパ節生検
Paolo Veronesi (Milano/Italy)
◆乳房温存と、断面陰性: 侵襲性 もしくは 粘膜性
Monica Morrow (Philadelphia PA/USA)
◆現在増加する予防的な対側乳房の摘出は本当に増やすべきか?
William C. Wood (Atlanta GA/USA)
◆術前化学療法の設定から学ぶ、術後療法での反応性への教訓
Marco Colleoni (Milano/Italy)
◆若年層の乳がん患者の補助療法の後遺症
Harold Burstein (Boston MA/USA)
◆トリプルネガティブ乳がんの補助療法
Edith A. Perez (Jacksonville/USA)
◆新しい標的薬のレビュー:補助療法へとじりじり前進
José Baselga (Barcelona/Spain)
(タイトルの訳は私です。誤っていたらごめんなさい)
もう過ぎてしまったことですが、15日日曜日にはネットで生放送もあって
乳がん医療の関係者の間では話題になっていたみたいですね。
ご覧になった方、いらっしゃるでしょうか。
過去にはザンクトガレン 速報 などと銘打って、
医薬品メーカーなども分かりやすいサイトを作っているようですし(2007年の例はこちら)
がん関係の雑誌にも特集が組まれることと思います。
今頃、シャカリキで記事を書いているかたがどこかにいらっしゃるのでしょうね。
新しい情報は、患者にとってもモチベーションアップの大事な希望。
乳がん患者のひとりとして心待ちにしています。
それにしても、ざっと見る限りアジア圏からの発表はないようです。
シンガポールとか、結構研究していると思っていたのですが勘違い。
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去年から乳がんの治療をはじめて
情報を集める中で
「ザンクトガレンのガイドライン」とか
「ザンクトガレン コンセンサス」という言葉を目にしたことがありました。
一体何なんだろう?と思っていたのですが・・
*乳がんの最新治療についての会議
*スイスのザンクトガレンで2年に一度行われる。今年は3月11日~14日。
*それぞれの研究結果について専門家や権威が「早期がんの最善治療はどれか」について話し合い、投票が行われる。
*それを元にさらに半年以上議論が行われる
*治療のガイドラインがつくられ、世界中で参考にされる
という会議。
オフィシャルHPはこちら
プログラムを見ると15分とか20分単位で次々と発表が行われている。
やはり自分に関係あるものに目が行って
セッション6,7,8あたりの、調査の最新結果や
「若い」「Her2陽性」「ハイリスク」「手術」などの単語をひろってしまう。
気になったタイトルを挙げてみます。
◆再発ハイリスクの女性に関する追跡調査
Ian Smith (London/UK)
◆FinHer試験のアップデート:5年の追跡調査報告
Heikki Joensuu (Helsinki/Finland)
FinHer試験は「フィン」ランドと「ハーセプチン」の略で、試験の詳細はこちら
◆HERA試験のアップデート&乳がんの術後療法としてのトラスツズマブ1年間投与の役割
Luca Gianni (Milano/Italy)
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◆とても若い層への乳房温存?
Emiel Rutgers (Amsterdam/The Netherlands)
「とても若い」にはvery youngという単語が使われています
海外のサイトなどを見ると40歳以下が「young」と書かれていることも多いから、
very youngはもっと若い層のことなのでしょうね。タイトルの後ろの「?」マークが気になります。
◆術前化学療法後の乳房温存と、センチネルリンパ節生検
Paolo Veronesi (Milano/Italy)
◆乳房温存と、断面陰性: 侵襲性 もしくは 粘膜性
Monica Morrow (Philadelphia PA/USA)
◆現在増加する予防的な対側乳房の摘出は本当に増やすべきか?
William C. Wood (Atlanta GA/USA)
◆術前化学療法の設定から学ぶ、術後療法での反応性への教訓
Marco Colleoni (Milano/Italy)
◆若年層の乳がん患者の補助療法の後遺症
Harold Burstein (Boston MA/USA)
◆トリプルネガティブ乳がんの補助療法
Edith A. Perez (Jacksonville/USA)
◆新しい標的薬のレビュー:補助療法へとじりじり前進
José Baselga (Barcelona/Spain)
(タイトルの訳は私です。誤っていたらごめんなさい)
もう過ぎてしまったことですが、15日日曜日にはネットで生放送もあって
乳がん医療の関係者の間では話題になっていたみたいですね。
ご覧になった方、いらっしゃるでしょうか。
過去にはザンクトガレン 速報 などと銘打って、
医薬品メーカーなども分かりやすいサイトを作っているようですし(2007年の例はこちら)
がん関係の雑誌にも特集が組まれることと思います。
今頃、シャカリキで記事を書いているかたがどこかにいらっしゃるのでしょうね。
新しい情報は、患者にとってもモチベーションアップの大事な希望。
乳がん患者のひとりとして心待ちにしています。
それにしても、ざっと見る限りアジア圏からの発表はないようです。
シンガポールとか、結構研究していると思っていたのですが勘違い。
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by reeelax
| 2009-03-18 13:32
| 病気のこと